【シティS2優勝】パルキアサーフゴー

【使用構築】

【結果】
シティリーグS2優勝
12/16 バトロコ高田馬場
使用デッキ: パルキアサーフゴー
HN: ラクハク
カビゴンLO,先 ⭕️
パオジアン,後 ⭕️
ロスギラ,後 ⭕️
リザードン,先 ❌
赤ロスト,後 ⭕️(種切れ)

4位予選抜け

アマージョ,後 ⭕️
ロスギラ,後 ⭕️
リザードン,先 ⭕️

🏆7-1優勝🏆


【コンセプト】
・山を掘りまくる
・雪道に屈さない
・破壊の限りを尽くす

【構築の要点】
・全身凶器のアタッカー軍団
サーフゴー、パルキアゲッコウガがアタッカーとして機能するだけでなく、サポート要員としても機能するので、アタッカーの育成とシステム要員の育成を同時に行うことができる。

・セイボリー+パルキア+かがやくゲッコウガの圧力
パルキア,かがやくゲッコウガを置いた状態でセイボリーを打つことで、HP90以下のポケモンが複数いる状態ではマナフィを残さなくてはいけなくてはならなくて、強い。クロススイッチャーを合わせることでシステムポケモンを枯らしに行くことも可能。
手札の枚数=火力なので、打つだけで手札が2枚増えるセイボリーはかなり強い

・最高のスタジアム、ポケストップ
このデッキには、25枚のグッズが採用されている。この時点でかなりヒット率が高いが、ボール系統や大地の器、ポケギアを打ったあとに使用することで宣言するだけで3枚ドローできるスタジアムになる。

【採用カード】
ポケモン
サーフゴーライン 4-3,1
サーフゴー・コレクレーは立てば立つほど嬉しいので最大枚数での採用。コレクレーは基本的には「なかまをよぶ」を使えるHP50のものの方が優秀なのでこちらを多く採用している。HP70のコレクレーは、ロスト対面で横にいるマナフィとあわせてロストマインで二面取りされるのを防ぐために1枚だけ採用している。

パルキアライン 1-1
パルキアラインは、「初手に出てきてほしくない」「最悪いなくてもなんとかなる」という理由から最小枚数での採用となっている。「いつでも月光手裏剣を打ちにいける」という圧力が重要であるため、1枚採用でも十分に強く機能する。
構築の軸がサーフゴーである都合上、VSTARパワーはかなり雑に切っていっていい。月光手裏剣にこだわらず、パルキア自身にエネルギーをつける、逃げエネの確保などいわゆる"弱い切り方"でも十分に強かった。

かがやくゲッコウガ,1
最高のカード。アタッカーでありサポーターでもある。サイド落ちしたら悲しいカードランキング堂々の第一位

マナフィ, 1
月光手裏剣が怖すぎるため採用


グッズ
VIPパス4, ネスト4, ハイパー3
1ターン目に並ぶ種ポケモンの数が勝率に直結するデッキなので、VIPパスとネストボールは最大枚数での採用。1ターン目にハイパーボールでコレクレーを持ってくる動きが、今後必要になるカードを切りながら行うかなり無理やりなプレイとなってしまいがちであった。これがあまりにも不愉快だったのでハイパーボールを1枚だけ削ってネストボールの枠とした。

クロススイッチャー, 4
サポート権を消費しないグズマが弱いはずがない。2枚そろえなくてはいけないところがネックだが、ボーナスコイン+かくしふだ+ポケストップ+さぎょういんorセイボリーで1ターン合計10枚は山札を見られるので、手札干渉をもらった直後でない限り基本的にいつでも打てる。

大地の器, 2
採用枚数は少し控えめ。とてつもなく強いカードであることに間違いはないが、試合の後半にはエネルギーが手札かトラッシュに固まるため必要なくなってしまう。こうした点をふまえて、序盤に1回使えたらうれしい、2回使えたらとってもうれしいカードという立ち位置となったため2枚採用。

ポケギア,1
自由枠。雪道ナンジャモを打たれたときに引けると強いカードとして採用した。さぎょういんにつながるカードでありながら山を混ぜられるのがえらい。

スーエネ4, エネルギー回収2
破壊のスーエネ、小回りのエネルギー回収というイメージ。エネルギー回収で2枚回収→手張り+かくしふだという動きが、トラッシュのエネルギーをある程度残したまま殴る準備を整えられて強い。

すごいつりざお, 1
ポケストップポケモンが落ちていったときの保険。たまに、掘り切った山にエネルギーだけ戻して再度縦引きを行って強引に手札のエネルギーを増やしに行くこともある。

サポート
さぎょういん, 3
雪道ケア兼手札増やす要員。自分のポケストップを割ることがあんまりないように最大枚数から1枚減らした3枚。

セイボリー, 3
パルキアゲッコウガと合わせて使うことで最強となれるサポート。従来のセイボリー採用デッキは相手のベンチを3体にすることのみが評価されており、3枚ドローはおまけ程度の効能しかなかった。しかし、手札の枚数=火力であるこのデッキにおいては縦引きできること自体が強く、複数枚採用が自然にできるのが素晴らしかった。

ボスの指令, 1
せっかく火力が青天井なのに、サイドを一枚しか取れないポケモンを取っていては意味がないのでベンチを呼べるカードは必要。スイッチャーが最大枚数採用されているので採用枚数は控えめ。

クララ, 1
ポケストップポケモンを落とした時のケア、サーフゴーが落とされた返しでサーフゴーを拾ってベンチにいたコレクレーを進化させる、いらないポケモンとエネ2枚を回収してポケモンをスーエネのコストにしてエネ6枚を確保するなど、いろんな動きができて面白いカード。当日の朝になって何となく入れてみたが、8試合で一回も使わなかったので変えるとしたらここな気がする。

スタジアム
ポケストップ, 4
最高にかっこいいカード。宣言するだけで3枚ドローができ、相手の思考をバグらせて必要札を3枚落としてくれる。雪道ケアにもなる。強すぎるので当然の4枚採用。

エネルギー
水6, 鋼5
エネルギーの総数は無難に11枚。早くスターポータルを打てる状況を作りたいので水は6枚は必要で、残り5枚を鋼とした。水7鋼4では鋼エネルギーの管理が難しすぎるのでなし。


【不採用カード】
ハッサムライン
サブアタッカーには、軸となるアタッカーがきついところに勝てるようになる要素を持っていてほしい。よって、サブアタッカーにはギラティナリザードンサーナイトに勝ちやすくできる要素をもっていることが重要となるのだが、ハッサムにはそれがない。何ならセイボリーとの相性も悪い。採用する価値をそれほど見出せなかった。

ミミッキュ対策の何か
このデッキのミミッキュに勝てるポケモンゲッコウガしかいないのでもう一枚くらい入れてもいいかなとは考えていた。「まあ、当たらんべ」と思って不採用としたら初戦で当たって勇気のお守りまで貼られた。こまったこまった

ふしぎなしっぽミュウ
いれかえ札を不採用としたことで使っている余裕がなくなってしまったので不採用とした。

ジラーチ
ロストマインは、ちゃっちゃかサーフゴーに乗れればなんとかなるため必要ないと判断した。最悪、HP70のコレクレーを最後まで進化せずにしておけばサイドの2枚取りはされないので1-1交換にはなる。

霧の水晶、基本超エネルギー
手札の基本エネルギーを増やせる可能性があることよりも、パルキアゲッコウガを持ってこられるネストボールの方が強いため霧の水晶は不採用。霧の水晶が無いなら当然超エネルギーも消える。

キャンセルコロン
スイッチャーと合わせて使うことでとてつもないことを起こせるが、都合よく揃わないと判断した。また、そもそも最もこれが刺さるサーナイトにはセイボリー+スイッチャーで十分に有利を取れるため、コロンまでは必要ない。

ロストスイーパー
ポケストップで持ってこられる雪道対策という唯一無二の性質を持っているのがえらいが、ポケストップを張れている時点で雪道を割れているためいらないと判断した。

カウンターキャッチャー
スイッチャーの方が使用感が良かったため不採用に

ともだちてちょう
ポケギア3.0との選択。手帳は終盤の手札干渉の飛んできそうなターンの直前に山に当たりを増やしておけるのがえらく、ポケギアは序盤に引いてきても強く使えるのがえらい。どっちもいいところはあるが、どっちも採用するほどのカードではないため難しい。

ガチガチバンド
これをつけると、サーフゴーがロストインパクトやサイドを3枚取った後のバーニングダークを耐えるようになる。都合よく引けるはずがないので不採用。

手札干渉系
手札にエネルギー回収系がたまりやすい構築であることから、ナンジャモを使用すると殴りずらくなってしまうため不採用。ツツジは使いたいときに都合よく用意できないので不採用。


【当日のマッチアップ】
基本詳しくは覚えていないがなんとなくで記載

1, カビゴンLO 先攻6-0⭕️
マナフィがロックされないように立ち回ることを意識した。ミミッキュが出てきてお守りが張られて辛かったが、ボスとスイッチャーでロトムカビゴン×2を取ってサイドを進める。
カゲツで手札を見られた際にマナフィがいるのがバレたため、次のターンでエリカの招待をケアしてハイパーボールでトラッシュ→つりざおで山に帰ってもらった。次のターンポケストップを打ったところマナフィが落ちて悲しくなった。
案の定やまびこ+カウンターキャッチャーで縛られたが、この時点で手裏剣一回が打てていたのとスイッチャーが1回分残っていたので落ち着いて手張りしてゲッコウガを育てて勝ち。
野党三姉妹でスイッチャーが落ちなかったのが運が良かった。

2, パオジアン 後攻4-4(?)⭕️投了
セビエが2落ちしていたらしい。執拗にセグレイブを狙って攻撃し続けて投了をいただいた。

3, ロストギラティナ 後攻6-5(?)⭕️
相手のかがやくゲッコウガがサイドに落ちていたようで山が思ったように掘れず、なかなかアクロマに触れられない展開。2ターンで盤面が完成するこちらに若干遅れつつ、残りサイドこちら2相手3(確か)で相手のターンに。
どうやらお相手、雪道までは引けたものの手札干渉に触れられていない様子。ミラージュゲートで圧縮後、更なる圧縮を試みるためこちらの張ったポケストップを使用。ナンジャモ、ツツジ、超エネが落ちて全ての干渉札が消え、雪道だけ張って番が帰ってくる。手札が13枚もあったのでスタジアムを張り替えてギラティナを気絶させて無事勝利。
ポケストップ、かっこよすぎ

4, リザードン 先攻4-6❌
先攻は取れたものの、コレクレーをバトル場とベンチに置いて終了。相手の後攻1ターン目の動きがあまりにも良く、リザードヒトカゲビーダルビッパまで展開されてしまう。エンテイもいた気がする。ここまで100点の動きをされるとサイドレースで追いつけなく訳もなく、負け。
ちょい不運寄りではあるが、ぶんまわったリザードンにはそもそも安定して勝てないので気にしないことにした。

5, 赤ロスト 後攻1-0⭕️種切れ
相手の先攻1ターン目、ウッウを表にしてスタート。ドロー、こちらに目を合わせる。「終わります」
相手の2ターン目。ドロー、ポケギア→対象なし→終わり
110点を2ターン目に出せない構築ではないため、普通に殴って種切れで勝ち
一戦前のちょい不運が1000倍くらいになって帰ってきた。

4勝1敗、4位で予選通過
1戦目のカビゴンの方がその後3勝してくれていて、オポネントがかなり上がっていた。結果発表後わざわざ話しかけてくれて応援してくれた。うれしい☺️


6, アマージョ 後攻6-0⭕️
こちらは弱点をつけるので余裕でワンパンできる。相手はアマージョを立てるのがそもそも難しいのでありえないほどにこちらが有利。事故を起こすこともなくアマージョを2回取って、アタッカーが立たなくなったところを押し切って勝ち。
試合後「絶対優勝してくださいね!!」という熱い言葉をかけられたので、優勝した。

7, ロストギラティナ 後攻6-2⭕️
相手の方が引きたいカードを全然引き込めていなかったようで、雪道ツツジを一回しか決められなかった。一回くらいなら問題なく張り替えられるため、しっかりさぎょういんを持ってくることができて勝ち。

8, リザードン 先攻6-0⭕️
予選の4戦目で当たった方のご友人との決勝戦。後攻1ターン目でエヴォリューションまで宣言され、バトル場かがリザ、ベンチにリザードヒトカゲビーダルビッパまで展開。返しの先攻2ターン目でセイボリーを打つと、ビッパをトラッシュしてきた。そのターンは前のかがリザを取り、次のターンにスイッチャーでビーダルを取ってシステムポケモンの殲滅を完了。HP満タンのサーフゴーをバトル場に置いた状態でサイド残り4枚(まだバーニングダークを耐える)という望み通りの状況を作ることができた。そこからは純粋な殴り合いとなり、システムポケモンのない相手は思うように動けず、押し切って勝ち。
セイボリー+スイッチャーが最強だった。


7-1 優勝
ずっと不利寄りな対面ばっかりやっていたが、ずっと相手の動きが100点でなかった一日だった。構築を思いっきり安定に寄せることで100点を出してこない相手の隙を付けたのが優勝の要因かな。


【最後に】
まずはシティ初優勝、とってもうれしいです。
対戦してくださった方々、選手の皆様、ジャッジの皆様、本当に優しい方ばかりで楽しく、気持ちよくポケカをすることができました。
あとは、このデッキがもっと使われるようになってくれたらもっと嬉しいです。山札をたくさん引けるデッキ界隈でも随一のドロー性能を誇る楽しいデッキに仕上がっているのでぜひ。一応、回す際に気を付けることや各対面の相性などまとめた記事を貼っておくので使っていただける際は一読下さると役に立てるかもしれないです。
https://unyo-nn.hatenablog.com/entry/2023/12/19/002345

その他プレイング、各カードの詳しい採用経緯等、物申したいことがあれば@poke_hatopoppoまでご連絡ください。なんでも答えます。




おしまい